2011/06/22.Wed

記憶の寄り道

ふと空を見上げると、
「あ、何日ぶりに夜空をずっと眺めたかな~」
と思ったりします。


普段見てるものに慣れ過ぎると、新しい発見をしにくくなる。



今日は夏至だな、と思い、19時近くでも明るい空だったけど、
ふと窓を見るといつの間にか暗くなっている。

昔は、夜空を見ればいろんな星が見えて、
様々な星座を見ながら歩いてたりしたし、
北を見れば、常に北極星、カシオペア座などを見ていた記憶がある。

そう考えてみると、「あれ、最近星座を見たのっていつだ?」と思いはじめる。


常に見えてるものでも、ふと意識から離した瞬間にもう見えていない。

常に同じ視点で見てる自分がいる。

いつもの交差点
いつものコンビニ
そうやって毎日通り過ぎていく。

だから、いざ建物が無くなると、
「あれ、ここに何があったっけ?」
と、自分の記憶力に疑問を持ってしまう。

そもそも見えていなかったのだから。


いつからそんなにモノを見る余裕が無くなったのか。

一回ラベリングしたものは、見る必要はないのか。



あ、蛍を見に行きたくなってきた。

まだまだ見たいもの沢山あるなぁ。
全然行き詰まってないじゃないか。


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2011/06/02.Thu

生き抜けること

雨の中の仕事の帰り。

マンションに着いたときに、猫がいた。
先日も見た猫だった。
その時は暗くて分からないかったけど、
歩き方が変だったのは感じられた。


そして、今日は近くで出会った。


後ろ足が一つ無かった。
雨の中、一生懸命に3本足で歩いていた。

なんというか、言葉が無い。
近寄ろうとすると、3本足で必死に距離をとろうとするから、
近づくことも心苦しい。

この無力感。


もちろん、同じような境遇の猫や動物達、
そして人間たちがいるのは分かっている。

でもだ、このやりきれない気持ちは簡単には消えない。

どうにかしてやりたい気持ちと、どうにもできない気持ち。
涙がほろっとでてもどうにもならない。


いろんな事を考えたり、落ち込んだり、疲れることがあるけど、
そういう自然の厳しさに比べたらすごくどうでもいいことだ。


うちの猫に、それを教えようとも多分全く分からないだろう(笑)

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